スコーンを気軽に作りたい

スイーツ

図書館で借りた栗原さんのレシピ

前回に引き続き、図書館で借りた栗原はるみさんの料理本に載っていたスコーン。
私はスコーンが好きだ。
栗原さんのレシピを試す前から、スコーンを何度も作り、
わりと気負いしないでも普通に美味しいスコーンをパパッと作れる位にはなっている。
しかし
スコーン好きなだけに、より美味しいものを求めて試したくなる。

そんなわけで、人気料理家の栗原はるみさんのレシピを作ってみることにした。
栗原さんのレシピによると、生地にカッテージチーズやヨーグルトを入れるらしい。
私が普段作る物に比べると、ベーキングパウダーの使用量が多く、卵の量も多い。砂糖は少ない。
正直、ベーキングパウダーはあまり好きではない。
得体の知れない人工的な物が色々入っているからだ。
それをごっそり大さじ1杯も入れるとなるとかなりの勇気がいる。(小麦粉250gに対して大さじ1入れるという指示だった)
大さじ1というベーキングパウダーの重さを測ると大体12gくらいだ。
「こんなに入れなきゃダメ?」と思いつつ、
栗原さんを信じ、娘と指示通りに作る。

将来はパティシエになる!と日頃宣言している娘なので
とても楽しそうだ。

生地をまとめて、型をとり、
焼き時間は…え?「10〜12分」?!
私のいつものスコーンは25分も焼くので目を疑ったが、指示通りに12分オーブンに入れた。
気のせいか、焼いている間バターの匂いがしなくて少し不安になる。

そして出来上がったものがこちら↓

見た目は焼けてそうだけど、中、火が通ってる?と不安になりながら、
家族で食べる。
うん、普通に美味しい。
12分しか焼かなかったけど大丈夫そうだ。

だけど甘さが足りないので、
各自はちみつやら、生クリームやら、ジャムやらを添えて食べた。

酷評で申し訳ないが、
ベーキングパウダーを大量に入れた割には普通にしか膨らまないし、
なんだかモチっとしている。(捏ねたりしないように気をつけたはず…)
このもっちりはヨーグルトの効果?なのか?あまり好みじゃない。
それと甘さが足りなくて、何か欲しくなる。
私の作り方が悪かったのだろうか?

suzume風 スコーンのレシピ

では、いつもの私のレシピを紹介。

いつも通り、私はできるだけ「ざっくり」作りたい。
指示通りの分量に合わせて作って、冷蔵庫に食材を中途半端に余すのが嫌いなのだ。
けどお菓子というのはきっちり計らないと上手くいかない。
なので割合で表記する。
まずバターを先に決める。バター60gで作ると、5人家族の我が家にはティータイムや朝食で食べ切るのに丁度いい量だ。
それを基準に、小麦粉の量や砂糖の量を決めていく。

<プレーンスコーン> 
 ◼︎バター 60g …これをAとする
 ◼︎小麦粉 240g…(Aの4倍)
 ◼︎ベーキングパウダー 6g…(Aの10分の1)
 ◼︎砂糖  20g…(Aの3分の1)
 ◻︎とき卵  20g
 ◻︎牛乳 70〜80g

<作り方>
 ①まず◼︎の粉類の中に薄く切ったバターを入れてマッシャーで潰す
  (細かいバターの粒が粉をまとっている状態にする)
 ②そこに◻︎を混ぜた液体を入れて、捏ねないようにまとめる。
 ③台に移し厚さ2〜3センチに伸ばし、切るか、型抜きするか、どちらでも。
 ④180℃のオーブンで25分焼いて完成

↑工程②の様子。こうなったら台に移す。かなり粉っぽい感じがしても、台に移すと意外としっかりまとまる。それでも心配な位ポロポロしている場合は、台に移す前に牛乳をほんの数滴ずつ混ぜながら調整は可能。

↑180℃のオーブンで25分焼く。
焼いているオーブンからバターの良い香り。
外はザクっとカリッと。中はふわっとしている。
軽い甘さに仕上げてあるので、何もつけなくてもそのままいける。

まとめ

栗原さんのレシピ本は単なるレシピだけではなく、
料理のエピソードなんかも書いてあったり、栗原さんの暮らしについても紹介している。
このヨーグルトスコーンのレシピも、海外の家庭で食べたスコーンがきっかけだったらしい。
そういえば私も、
遠い昔、オーストラリアにホームステイさせてもらった時に
ホストファミリーが、朝食にちゃちゃっとブルーベリーマフィンを作ってくれて
その美味しさに感動した経験がある。
出来立ての手作り、というのは格別の美味しさで忘れられない。
マフィンやスコーンが、海外の家庭のように気軽に簡単に作れたら素敵だなって思う。

ネットで「スコーン レシピ」と検索すると実に様々な作り方が出てくる。
好みも考えもみんな違うから、どれが一番なんて選べないと思うから、
自分が楽しく美味しくワクワクして作れるレシピが一番だなと思う。
なんにせよ、
「おいしくなぁれ」
と心を込めて手作りしたお料理は魔法がかかるんだと思って作っている。