完全無添加りんごとカスタードのケーキ

スイーツ

仕事が忙しい水曜日。
遅くまで仕事があるから、夕飯も遅くなる。
娘達におやつをしっかりめに作っておかないと夕飯まで持たない…

という事で
冷蔵庫を漁っていると、野菜室で2つりんごを見つけた。
りんごってすごい。
これは確か、昨年のブラックフライデーの時にイオンで購入したりんごだ。
そのまま食べるにはあまり美味しいりんごではなくて、
ジャムとかカレーとかケーキとか…
出番が来るまで野菜室で眠っていたのだが、
最後の残りの2個。
まさかこんなに長持ちするとは思っていなかった。

「悪くなる前に食べてしまおう」精神が働き
思わず2個とも皮を剥いてしまったが、よく考えたら一度に食べるのは勿体ない。だって次のりんごの収穫は秋なのだから…。
小ぶりのりんごとはいえ、ケーキに2個入れるのは贅沢じゃないか。
しかし既に皮を剥いてしまったので
一個半はケーキに。残りはりんごバターにすることにした。

りんごカスタードケーキのレシピ

りんごだけでもいいけど、
今日はなんだかカスタードな気分だったので、
鍋で簡単に適当にカスタードクリームを作って入れることにした。

今日のポイントは、ベーキングパウダーを使わないという点だ。
以前少し話したように、私はベーキングパウダーが好きではない。(コチラ→スコーンを気軽に作りたい
卵をきちんと泡立てれば、気泡で膨らむのは想像しやすいが
今回のようなバターたっぷりの生地でもバターをきちんと泡立てるのがコツで、
それができればベーキングパウダーを使わずとも、ふわっとした優しい食感のケーキが焼けるのだ。

<材料>
 ◼︎カスタードクリーム(卵、砂糖、牛乳、小麦粉)
 ◼︎りんご煮(りんご、砂糖、お好みでシナモン)
 ◻︎卵(2個)
 ◻︎グラニュー糖(100g)
 ◻︎バター(100g)
 ◻︎小麦粉(100g)
  ※◻︎は「同量」という認識で作る。べつに100gでなくてもよい。

<作り方>
 ①カスタードクリームを作る。
   鍋に卵1個、グラニュー糖(大匙4程度)、小麦粉(大1程度)、牛乳(150cc程度)を入れてよく混ぜて、弱中火にかける。絶えず混ぜ続けるのがコツ。とろみがついたら冷ましておく。

 ②リンゴ煮をつくる。
   薄く切ったりんごにグラニュー糖をかけておく→水分が出るので、そこから煮る。
   りんごを切ってすぐ作りたい場合は、鍋にりんご、グラニュー糖、水少々を加えて煮る。しんなりしたら火を止めて冷ます。お好みでシナモンを加える。

↑時間がなかったので水を加えて煮た。残った煮汁は「りんごバター」を煮る時に再利用した。


 ③生地を作る。
   柔らかくしたバター(液体ではダメ)にグラニュー糖を加えて、ハンドミキサーで泡立てる。白っぽくふわっとするまで。そこへ、溶き卵を数回に分けて加え、その都度ハンドミキサーで泡立てる。

卵を加え終わった様子。↑このような状態になる。
そこへ小麦粉(ザル等でふるって塊を入れないように)を一気に加えて、粉っぽさが見えなくなるまで混ぜる。気泡を潰さないイメージで混ぜる。混ぜすぎ注意。

②の「りんご煮」を汁を切って入れて、かるく混ぜる。

型に入れるが、一気に入れずに①のカスタードを所々に落としながら、生地を入れる。

↑生地とカスタードを入れた状態。
表面を無理に平らにならさなくても、焼けば平らになる。

180℃に予熱したオーブンで40分〜45分焼いて完成。

ベーキングパウダーを加えた時のように爆発的に膨らんだりはしないけど、
ふわっとしていて優しい食感。
ボソボソとしない、しっとり柔らかい。
所々に入れたカスタードがアクセントになってとてもいい。
もちろん翌日も美味しく食べられる。

娘達も「おいしい!」と喜んでくれた。

りんごバター

おまけのリンゴバター
こちらも「りんご煮」同様、リンゴとグラニュー糖を火にかけジャムを作る。
甘さはお好みで。シナモンを加えてもいいし、レモンで酸味をプラスしてもいい。
その後、粗熱取れてからハンドブレンダーでペースト状にして
少し温め直してバターを加える。

瓶に詰めておわり。
朝のトースト、バターをいい感じに溶かすのは結構面倒だけど、
リンゴバターなら最初から、すっとトーストに広げられて便利。