週末の料理

お弁当

家で仕事をする私以外は、朝、家族みんながそれぞれの場所に出かけていく。
日中のほとんどの時間をそこで過ごし、
人と交わりながら、嬉しかったり楽しかったり、反対に辛い思いをしてきたり。
学校や職場でそれぞれ戦って平日の毎日を繰り返す。
日が暮れると皆帰ってくるけれど、日中の疲れや、翌日の準備なんかで
ゆっくりなんてしていられない。
帰宅後もやる事に追われながら
「早く寝ないと明日に響く」なんて気にして過ごす。
家族が一緒に過ごせる時間は1日のうちほんの少しだと感じる。

そんな家族が週末はみんな揃ってゆっくりする。
正直最近の我が家はどこかに出かける気力がない。
新学期、新年度で思うように行かない事も多く、皆疲れている。
家でゆっくり過ごしたいのだ。

となると忙しいのは「お母さん」である私。
美味しいものを食べてゆっくりするのを皆楽しみにしているから。
三度の食事に加えて、おやつ、翌週からの息子のストック…
週末のほとんどの時間を私は調理とスーパーと皿洗いに使う。

「しなくてはならない」と思うと途端に調理が億劫になる。
けどせっかくだから、作りたかった物を作ろうと思って
苺大福を作った。


いちごを買ってきて、白餡(富沢商店で買ってきた市販品)で包み、スタンバイ。
大福生地は思っていたより簡単で、白玉粉に砂糖と水を混ぜてレンチン。
よく混ぜて、片栗粉の上に広げて、小さく分けて…後はいちご白餡に包むだけ。

和菓子屋さんでこんなに買ったらいくらかかるんだろう…っていう位作った。
家族で遠慮なく食べれるのが嬉しい。
味ももちろん無添加ですごく美味しくできたし、
翌日も固くならずに食べられた。
イチゴがシュワシュワしてしまうから、その日のうちに食べるのがベストだけど
翌日(15時間後くらいに)食べても許容範囲内だった。
次はイチゴがシュワっとならないように、イチゴが外に出る形で作ろう。

イチゴ、最近高いから
全部を大福にしてしまわずに、残りのイチゴでジャムを作った。

手作りのいちごジャムが大好きで、毎年必ず作る。
いちごジャムのトースト、年中食べたい位だ。
私はイチゴの形がそのまま残っているジャムがあまり好きではなく、
完全にペースト状になっているジャムの方が好きなのだが、
ジャムを作る上で
丸いイチゴを「いつ」ペースト状にするか?で毎年少し悩んでいた。
が、今年、やっと上手くできるようになった。
上手く、というのは「色が鮮やかなジャム」という意味だ。

↑煮ている途中もこんなに綺麗な色。
色鮮やかに仕上げるコツは、鍋から絶対目を離さず、最初の段階で強めの火で煮ることなのだ。
丸い形を残すイチゴジャムならこれは割と簡単なのだが、
ピューレ状で色鮮やかに…となると難易度は上がるような気がする。
火にかける前にブレンダーなんかでガーっと液状にしてしまうと何故か大抵失敗する。
ぼやけた色になり、綺麗な色に仕上がらない。
その為去年までは、ジャムに煮上げてからブレンダーでペーストにしていた。
まだ温かいジャムにブレンダーを入れるのが少々気が引けた。

しかし今回は
煮る前にマッシャーで荒く潰してから煮てみた。
ブレンダーは使わない。
すると上の写真のように美しい色のジャムに仕上がった。

ついでにキュウイソースも作った。
長女が、美容を気にしているのか、毎日毎日無糖のオイコスを欲しがり、
オイコスの上にフルーツソースをかけて食べるのだ。
贅沢な話である。
けれど、キュウイをまるっと一個食べられたらあっという間になくなってしまうけど、
こうしてフルーツソースにしてしまえば、数日に分けて食べられる。
キュウイソースのコツは火にかけないことだ。
(作り方はこちら→プレーンヨーグルトを美味しく食べる
その為保存が効かないから、作ってすぐ冷凍する。
娘は冷凍庫からこのソースを取り出し、凍った物をスプーンですくってヨーグルトの上に乗せるのだ。

週末作った物をここに載せたらきりがないので
最後に息子のストックを。
今回は
 ◻︎カツ丼
 ◻︎豚汁
 ◻︎ポテトサラダ
 ◻︎焼き鳥
以上を容器に詰めて、バスでアパートに戻る息子に持たせた。
アパートに着くのはちょうど夕飯時。
到着してすぐご飯が食べられるようにといつも作っている。

レンジでチンしてすぐ食べられるように、
あまりそうなら冷凍庫にそのまま入れてもいいように、
ジップロック容器に詰めて持たせている。

今回の週末も頑張ったなぁ私。