バナナ救済問題

バナナを買ったのに、家族誰も食べずに無駄にしそうになった話。
無駄になんかできない！
誰も食べない熟したバナナをどうするか。

コストコのバナナが安い

今年の1月、受験生だった息子の塾に付き合い、車中泊しながら都市に滞在したのがきっかけで、初めてコストコの会員になった。
初めて買い物した時は、会計の金額にびっくしてしまったが、
（欲しい物をカゴに入れると簡単に「万」になる）
品質はいいし、一度の出費は大きいけれど細々買うよりずっと安いし、何よりスーパーに行く回数が減って、トータルで得してると感じる。
次は会費が高いエグゼクティブ会員になろうかと思っている程だ。

そんなコストコの定番商品。
デルモンテのバナナ。
￥348（税込）

少し前より値上がりしてしまったが、それでもお得なバナナだ。
一本一本はそう大きくないが、
スーパーの値段と変わらないのに、２倍以上の量が手に入ってしまう。
数えると…11本のバナナがくっついてる！

親になって、どんどん物価が高くなっていって、
いつの日からか、フルーツは贅沢品で、
大人は遠慮して子ども達に食べさせる物。…という認識になってしまったけど
これだけ安ければ躊躇なく買える。

しかし

家に帰って１週間。
誰も食べない…
私は食べたかったのだが、子どもに遠慮して食べないでいるうちに
こんな↓状態に…

シュガースポットが出たら食べ頃だそうだが
ここまで来るとモソッとした食感になって私は苦手だ。
大量のシュガースポットバナナをどうするか？

①チョコバナナ
②バナナケーキ
③バナナシェイク用に冷凍
④焼きバナナ、揚げバナナ

という３つを考えたが、
モソッと食感は①のチョコバナナにしても救済不可能、④は失敗歴アリで自信がない。
…という訳で②と③の方法で救済決定。

バナナケーキ

生クリームとか添えたかった…。
ふわふわしてとても美味しい。
荒く潰したバナナが生地に残っていて食感と香が嬉しい。
これなら、完熟バナナも救済したと言えよう。

さて。
以前、私の好きな和食の土井善晴先生が、
「おかずは形ある材料で作る、お菓子は形ない物から形ある物をつくる」
だからお菓子を作る時は（粉とか）きちっと計るのだと仰っていて
なるほどなぁと感じた。

とはいえ、
たとえお菓子でも、私はレシピ本の通りに計るのが好きではない。
だって「バナナ１．5本」とか材料表に書かれても余って困る。
「卵５０グラム」とか書かれても余って困る。

だから私の場合はできるだけ割合で調理するようにしていて
お菓子はパウンドケーキの由来を考えてつくる。
バターと小麦粉と砂糖と卵を「１ポンド（pound）」ずつ
１：１：１：１の割合で作るのがパウンドケーキ。

この割合、とても便利だなぁと思う。
私のようにその日の思いつきでお菓子を作るような人にとっては
卵１個に対してどのくらいの砂糖や小麦を入れたらいいのか、
基準があると助かるのだ。
娘が大好きなTV番組「ブリティッシュベイクオフ」のように、独自の配合でお菓子なんでも作れちゃうのが理想だなと思っている。

ケーキ系には２つあると思う。
①パウンドケーキ系（バターいっぱい使う）
②スポンジケーキ系（バター少ない。ふわふわケーキ）

基本の割合はどちらも１：１：１：１の考えなのだが、

①のパウンドケーキならバターを練ってスタートするバターベースだから
かなりのバター量が必要。熟成すると美味しくなるやつだ。

対して②のスポンジ系は
卵ベースで泡立てて、後で溶かしバターを加えるバターの使い方なので、そんなにバターはいらない。

バターもどんどん値上がりしているから、そんなに使えないという家計事情もあるので…
今回のバナナケーキの場合、
この１：１：１：１のバターの部分を半分以下にして、0.25：１：１：１にすることにした。

（参考までに。今回の配合！）
卵を２個使うとして大体100グラム強。
卵に合わせて、砂糖と小麦粉を100g程度。
100gの基準にしたから、溶かしバターは25g位にしよう。
バナナは消費したいから3本も入れたが、1本でも2本でもよい。
バターをけちった分、アーモンドパウダーを加えた。今回は40g程度。
ベーキングパウダーは今回小さじ１

＜材料＞　◻︎小麦粉、砂糖、卵、バター
　　　　　◻︎アーモンドパウダー
　　　　　◻︎ベーキングパウダー
　　　　　◻︎バナナ

＜作り方＞
　①全卵に砂糖（グラニュー糖）を加えながら泡立てる。
　②小麦粉とアーモンドパウダー、ベーキングパウダーを加えて混ぜる。
　③粉っぽさが残るあたりで溶かしバターとマッシャーで潰したバナナを加える
　④170度で40分焼く。

どうせ自家消費なので
立派な型紙を敷いて作るのが面倒で…
オーブンペーパーで雑に型紙を敷く。見た目悪くて申し訳ない。

家族にも好評だ。

バナナシェイク

手間暇かけずに美味しくできるのでこちらもおすすめである。
娘達が楽しそうにバナナを潰していた。

＜材料＞　◻︎バナナ
　　　　　◻︎牛乳
　　　　　◻︎砂糖

分量は、バナナ1本に対して砂糖大さじ１程度で作っている。
バナナの甘さも個体差があるし、砂糖の量は
人それぞれの好みで良いと思うし、これをベースに後で牛乳を足してシェイクにするので
シェイクにする際にも砂糖を加えたり甘さの調整ができるので
適当でよし。