コーヒーが好きで、
色々こだわりのコーヒーとかも買ったりしているうちに、
毎月のコーヒー代がちょっとした贅沢になってしまった。
このままではまずい、と思った数年前、
「こだわりの生豆を買って自分で焼けば良いのでは?」
という考えに至り、
そこから数年間コーヒーは自分で焼くことにしていた。
<自分で焼くメリット>
・たとえスペシャリティコーヒーだとしても安い
・豆をよく洗ってから焼ける(なんとなく清潔感)
・好みの煎り加減で仕上げられる
<自分で焼くデメリット>
・時間と手間がかかる
・キッチンがすごく汚れる
・部屋の中にコーヒーを焼いた臭いがしばらく滞留する。
ちなみに我が家はこれ↓で焼いている。
銀杏を煎るやつ…多分。1700円位で購入して数年使っている。
立派な焙煎機は買えないので。
一度に焼ける豆が少ないので、大体1キロの生豆を焼くのに
1時間15分くらいかかる。
なので私は、焼いてる間暇で嫌にならないように
配信サービスなんかを見ながら焼いている。
自分で焼いたコーヒーは格別だ。
しかし!デメリットにも書いたが、キッチンが汚れる。
チャフという、コーヒーの膜みたいなものが
焼くことによって細かく剥がれ、あちこちに舞い上がり、
コンロと換気扇が恐ろしいほど汚れる。
(それを機にキッチンの大掃除をする良いきっかけにはなるのだが)
1時間以上も立ちっぱなしで焙煎した後すぐの掃除はなかなか辛い。
だから外に卓上コンロを出して焼いてみたりしたのだが、
ちょっとした風でも炎が動いて
コーヒー豆がうまく焼けない。
汚れるのを覚悟してキッチンで焼くしかないのだ。
だけど1月にコストコ会員になってから、
コストコのコーヒーが手軽で安くて美味しいと思うようになり、
費用対効果を考えた結果しばらくコストコのコーヒーを飲み続けていた。
それで
半年以上コーヒーを焼いていなかったのだが、
何故か久しぶりにコーヒーが焼いてみたくなり、
キッチンの掃除も兼ねて焼くことにした。
今回はグアテマラのパストーレスピーベリーという小粒の可愛い豆だ。
こちらは焼く前の豆。↓私は洗ってから焼く。
こちらは焼き上がった後の豆↓
コーヒーは不思議だなと思う。
焼いた直後は全然良い香りがしない。
時間が経つにつれ、あの良い香がどんどん強くなる。
私としては焼いてすぐより3日くらい経ってから飲むのが好きだ。
面倒ではあるが、
なんでも手で作ったものは気持ちがこもる。
おまじないみたいな物なんじゃないかと思う。
美味しくなぁれ。飲む人みんなを笑顔にしてね。
息子が帰ってくる。
お母さんのコーヒーが一番美味しい
と言ってくれてるからきっと喜ぶだろう。
思えば、言葉もちゃんと喋れない頃から
コーヒー牛乳にして飲ませてしまってたな。
「こーひーのみ!」(のむ!と言いたい)
なんて可愛い声がまだ耳に残る。
小さい子にコーヒーなんか飲ませて!って母に心配されたっけ。
だけど、風邪すらも何年もひかない丈夫な体に育って、
身長も旦那より高くなってめちゃくちゃ大きいよ。
コーヒー飲ませても、こんなに立派な体にしてもらって、
なんだか色々感謝だなぁと思う。