息子の元気がない
人は皆、大人になると親兄弟のアドバイスなんか聞かなくなる。
どんなにいいアドバイスでもきっと聞かない。
なんでだろう。
いつか出会う、親以外の、自分が尊敬する人からの言葉だけが
その人の人生を変えるほどの言葉力を持つのだ。
息子ももう高校生。親の私が何を言っても響かない。
話せば「そうだね」って素直に聞いてくれる。でも響いてないから行動に移さない。
結果また同じように路頭に迷っている。
…けど親の私にはどうしようもない。
私の話。
昔、親友だと思ってた人が、明らかにおかしな方向に進んでいる時
私は間違えて、彼女の意思とは異なるアドバイスをしてしまった。
そしたら後日その人から大バッシングをくらい、
「ただ聞いて欲しかっただけなのに」と言われた。
ショックだった。心を込めて伝えたのに人を傷つけてしまった。
彼女の気持ちもわかる。助けて欲しかったのではなく、単に温かい場所を求めていただけなのだ。
けど私は、修羅の道を歩もうとしている友人の背中を押すことができなかった。
イイヨイイヨ、ソウシナヨ…とその場しのぎの言葉は嫌だったのだ。
何時間もかけて手紙にした言葉だったのだが、
無駄どころか迷惑だったのだ。
以来私は、どんなに親しくなっても他人に本心を見せなくなった。
息子もきっと
ただ聞いて欲しいだけなのだろう。
アドバイスなど求めていないのだ。
もっと違う考え方をしたらいいのに…
息子を見ているとそう思うことも多々ある。
けど私だって最初から色々分かってた訳じゃない。
息子ほどではないけれど、私の視野なんてすごい狭いかもしれない。
どう生きる?
悩みにぶつかる度に出てくる壮大なテーマだ。
経験して試行錯誤して取捨選択して、それでも未だに明確な答えなんて言えない。
そう考えると、「親だから聞いてもらえない」以前に
息子の心に響くアドバイスなんて、そもそも私できないな…
だから
これからは読んで面白かった本は、息子にどんどんプレゼントする事にした。
月1冊あげたとしても1年で12冊。大学生になる頃には36冊にもなる。
本屋に行っても「何買ったらいいか分からない」と言う息子。
息子の本棚は勉強の本以外スカスカだ。
生後1ヶ月から読み聞かせて、今でも暗記してるほど読み聞かせた「ふねくんのたび」
3歳には自分で絵本を読んでケラケラ笑ってた息子。
小さい頃から本が好きだったはずなのにいつどうしちゃったんだろう。
親の選んだ本なんて読むかどうか分からないけれど、
しつこいくらい色んな種類の本を贈ろう。
息子の部屋の本棚がいつか小さな本屋さんみたいになればいい。
本を介して色んな生き方してる大人を見て、
そうしていつか
メンターと呼べるような、アドバイスを素直に聞けるような人に出会えるといいな。
欠かさず続けているパン作り
あれこれと思い悩みながらも日常は続く。
我が家の毎朝のパンは長年、私の手作りだ。パン歴もう20年以上になる。
ヤマザキのスイートブールを次女が「おいしいおいしい」と食べるので
帽子パンとやらを焼いてみた。
本来
クッキー生地は絞り袋に入れて、パン生地の上に渦巻状に乗せて焼くのが正しいレシピ。
しかし、めんどくさがって
絞り袋に入れずにスプーンで乗せるという所が私らしい(笑)
いいのだ。売り物ではないから。
今週の冷凍弁当
「お弁当何にする?」と息子に聞くと
「豚キムチと、あとはレモン煮かなぁ」
という事なので2種類のお弁当を作る。
<豚キムチ弁当>(下にご飯を敷いている)
・豚キムチ
・ナポリタン
・卵焼き(ネギ、カニカマ、しいたけ入り)
・ブロッコリーの塩茹で
<鶏肉のレモン煮弁当>(下にご飯を敷いている)
・鶏肉のレモン煮
※他のおかずは「豚キムチ弁当」と一緒
付け合わせのナポリタンが余ったので、ナポリタン弁当もおまけに1個。
夕飯の残りの唐揚げも一緒に入れた。我ながら適当になったもんだ…
毎回思うのだけど、
レンジでチンしただけで、冷凍かどうかも分からなくなる程の、手作りのあったかいお弁当が食べれるって魔法みたいだ。