あけましておめでとうございます

冷凍ネタ

年末の我が家

年末、28日まできっちり働いた私。
土曜なので午前中で仕事を終わらせて、すぐ家族全員で息子を迎えに向かう。車で2時間。
往復4時間とガソリンをかけてただ往復したのではつまらない、という事で、我が家3チームに分かれて別行動。

Aチーム:息子と次女。→水族館へ。
Bチーム:夫と長女と犬。→ショッピングモールへ。
Cチーム:チーム?私だけ。→息子のアパートの大掃除。

それぞれにスケジュールをこなした後、合流して全員でコストコへ。その後帰宅。
というスケジュール。

なかなかのハードスケジュールだったせいか、帰り道は疲れた夫が不機嫌になり車中戦争に。
疲れた時、眠い時、腹が減っている時、空間が狭い時、この人はいつも心が狭くなる。
赤ちゃんと同じ?(笑)…という事を私も子ども達もよく知っている。
またかよ、という空気の中、
狭い密室の車中で5人+犬、居心地の悪い2時間の帰路だった。
最近は「私vs夫」よりも「長女vs夫」という対戦も増えた。

ところで
我が家は滅多に外食をしない。たとえ家族で遠出したとしても、お弁当を持参したりして、できるだけ外食はしないのだ。
この日も帰宅したのは21時前だったが、外食せずに戻ったので、
帰宅後はすぐに私はキッチンに立つ。
年末だから…と財布の紐がゆるんで買った刺身など、すこし豪華な夕食を用意して、子ども達は美味しそうに食べ始めたが、
昼間、息子のアパートの冷凍庫にポツリと残っていたカレーを持ってきたので、親二人はそれを温めて食べることにした。

冷凍庫に眠っていたゾンビカレー

一体いつのカレーだろうか。
私はもう作った記憶もない。おそらく2ヶ月は経っている。
記憶がないとはいえ、つくった時には美味しかったはずだ。
私は完璧主義な所があるもんで、
美味しくない物を他人に食べさせたりしない。
余談だが
私の母親は食品が腐っていても焦げていても「もったいないから食べてくれ」と平気で他人に食べさせる人だった。数年前に身内の不幸があった時、同じく「もったいないから」という理由で、腐りかけた前日の精進料理を私に食べさせて満足そうにしていた。
そんな母親に育てられたせいか、私は自分が「美味しくない」と感じた物を他人に絶対に食べさせないということを徹底している。
だから、このカレーも作った時は美味しいと判断してジップロックに詰めて冷凍したのだ。
息子用の冷凍のカレーを作る時、スパイスを数種類入れて、市販のルウは入れずに冷凍する。息子は鍋を使って解凍するから、その時にルウを入れて仕上げるように作ってある。

息子の冷凍庫から持ってきたカレーは我が家に到着してもカチカチに固まったままだった。
せっかく作ったのに無駄にしやがって、とか思いながらフライパンに火をかけ解凍してルウを入れる。
(ちなみに子ども達はカレーとは無縁の美味しそうな刺身とおでんを食べていた)

…おかしい。
カレーの匂いがしない。

おそるおそる食べてみる。
「うっ…まずい」
なんだこれは。
ルウの強烈な香をもってしても修正できない位のまずさ。
それでも腐っている味ではない。
そもそも
冷凍の本なんかには、自宅で冷凍した物は2週間以内に食べるように書いてある。
それを2ヶ月以上?も冷凍庫に放置したのだから、それがいけない。
けどそれにしてもウチで冷凍したらきっとこんなに不味くはならないはずだ。
原因は冷蔵庫の性能だろうな、と思う。
息子の冷蔵庫はごく普通の一人暮らし用の東芝の冷蔵庫(新品購入1年目)だが、
小型の冷蔵庫はとにかく臭い。なんであんな臭いがするのか分からないが、独特の冷蔵庫の臭いが食品にすぐついてしまう。冷蔵も冷凍も、冷蔵庫ない変な臭いがする。
比べると我が家のクソ高かったパナソニックの冷蔵庫は庫内の変な臭いが一切しないのだ。
さすが高いだけある。

なんにせよ、肉も野菜もたっぷり入ってるのに、
腐ってるわけでもない心を込めて作った食品を捨てるのは忍びない。
我慢して食べたが、
40代の母が、高校生男子を想定して作った量を食べ切れるはずがなく、
残してしまった。
私の味覚が変なのか?確かめる為に夫にも食べてもらった。
(おい、マズイ物は他人に食べさせない主義じゃなかったのか!)
やはり美味しくないとのことだったが、
二人とも翌日も腹を壊さず大丈夫だったので、
やはり冷蔵庫の変な臭いがついたんだと結論付けた。

なんにせよ、
冷凍ストックは2週間以内に食べないとゾンビ化するという事が分かったのでよかった。
息子も息子で、新しいストックが来たからといって
ろくに在庫管理もせずに、
新しい物だけ優先して食べた結果なのだから
この事態を重く受け止めて欲しい物だが
高校生男子にそんな事言ったって
「わかった、わかった」
で終わりなんだろうな。

お節料理に大掃除

まずいカレーの翌日からは
数日しかない「年末」の時間を掃除や買い物や料理で一人大忙しの私。
なんて忙しいんだ…
一年に一度の大掃除の数日が晴れるとは限らない。せっかく洗ったカーテンが干せなかったり、洗ったばかりの車が泥だらけになったり…。
家族はここぞとばかりにゆっくりとしている。
このゆっくりしている人達の食事を用意しながらの年末準備は相当大変なものだった。
私ひとりが忙しいという状況に挫けそうになりながらも
今年もなんとかお節料理をつくる事ができた。
数年前と比べたら、随分と手抜きなおせちだ。
だってせっかく作っても喜ぶのは夫と長女だけなんだもん。事前に「食べる」と約束したメニューしか作らない事にしたのだ。
洋食好きの息子はお節料理に文句を言いながらも写真を撮って友達に自慢していた。
喜んで食べないくせに…笑

ともあれ、
綺麗にした家で新年を迎え、
家族全員そろって美味しい物をおなかいっぱいに食べて、
私は連日好きなくらいビールを飲み、
渋る息子も無理矢理連れて家族揃って初詣に行き、
何をしたわけでもないが、ゆっくりとできたお正月はとても幸せだなぁと感じる。